先生の負担は残業代で解決するのか?負担を解消する方法は?

学び
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公立学校教員の処遇改善を巡り、残業時間に応じた手当を支払う仕組みを導入する案が政府内で浮上しているようです。

教員の働き方はブラックだと言われていますよね。

働き方改革など頑張っているのがわかりますが、それでもまだまだ大変なのは学校の様子から伝わってきます。

もし残業代が支給されることになったら、4%の定額働かせ放題「教職調整額」は廃止されるようです。

この定額働かせ放題ともいえるお金は、一般企業でもありますよね。

役職手当なのか名前はそれぞれでしょう。

わたしの夫も、数年前までは働かせ放題される側でした。

本人や家族にとって、お金がほしいのか、休みがほしいのか。

現場は何を望んでいるのでしょうか?

教師だけの問題ではないと思います。

一緒に考えてみませんか?

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教員の人員不足の現状

公立学校の教員には残業代が支給されない代わりに、基本給の4%が一律に上乗せされることが「教員給与特措法」(給特法)として定められている。

 日本教職員組合(日教組)が昨年11月に公開した意識調査では、自宅への持ち帰り仕事を含むと、公立学校で働く教員の残業時間は月平均で96時間だった。過労死ラインとされる月80時間を超えており、“残業代”についても十分な額は支給されていない。

 こうした逼迫した状況に、精神疾患を抱える教員が増えているという。文科省の24年の調査では、精神疾患を理由に休職した教職員が6539人いた。

 教員のメンタルヘルスに詳しい関西外国語大学外国語学部の新井肇教授は、

「教員は教科を教えるほか、生徒指導や学級事務、部活動の指導などの役割も抱えていて、仕事量が膨大だ。そのため、精神的に疲れてしまう教員もいる。スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーの常駐も必要」

gooニュース

わが子の先生たちの現状

教育現場での現状は、想像以上に過酷なものだと感じました。

現にわが子の通う小学校は、精神的な理由で休まれたり、退職される先生が増えてきています。

わが子たちは、年度途中で担任が変わったこともありました。

生徒たちも不安定にはなりますが、先生も「子どもとは一緒にいたいけど」

というのが伝わってきて、見えない部分の負担が相当なのだろうなとは思いました。

驚いたことが、中学校は不登校の生徒が各クラスに1人いる、というのが珍しくなかったことです。

そういったことにも対処していたら、先生の心も病むだろうなと苦しくなりますね。

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本当に人員不足?効率の問題ではないか?

熊本県の事例

実際に熊本県の学校現場が実践した業務の削減・効率化した事例をご紹介します。

・児童作品にコメントをスタンプにする。
・通知表の所見を年度末のみにし、面談できちんと伝える。
・人数の少ない部活動の統廃合で顧問の負担を減らす。
・学級通信と学年通信を統合した。
・お便りをメール配信にして印刷の手間を削減。

~ 教員業務支援員の活用事例~

・宿題や資料の印刷
・教材のラミネート加工やカット
・アンケートの集計作業
・分散している物品の整理
・給食の準備補助や片付け支援
・休み時間や給食の見守り
・採点補助
・教室や廊下の掲示物の張替え
・学校内の換気、消毒作業、消毒液の補充

これ以外にもあります。

書き出しただけでも見えない仕事がたくさん!

いくら時間があっても足りないですね。

詳しくはこちらをどうぞ。熊本県HP

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安芸高田市の事例

熊本県と同じように、教員免許がなくてもできる仕事は別な方にお願いしていました。

石丸伸二元安芸高田市長が行った改革は、まず先生をラクにすることでした。

ラクにして、教育に集中できるようにしていました。

先生としては無理でも、子どもたちのために働きたい人もいるでしょう。

先生の質をあげることで、塾もいらない。

学校の教育で完結できれば、経済力の差もないし理想的ですよね。

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先生の細かい仕事

このような投稿を発見しました。これが教師の現状なんですね。大変だ!

判決で労働時間と認められなかった業務を、支援員にお願いできればいいということでしょうか。

これだけ先生たちに、ただ働きさせてるってことですよね?

これ、仮にわが子の分だけにしても。
母親なんだから毎日の家事に、プラスしてやれ!と言われたらゲンナリしますよ。

ちょっとお小遣い払って、上の子にお願いするかもしれません。

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残業代より仕事を減らす工夫が先決ではないか?

わたし自身、一般企業で休みも少なく残業続きで働いた経験があります。

夫は、定額使い放題状態で働いていました。(今はだいぶ改善された)

結論、お金より休みがほしかったです。

お金を使う暇もなかったですし、なんなら医療費がかかりました。

人間、無理し過ぎていい結果なんて出ないんです。

家に仕事を持ち帰って頑張っていましたから、休みが休みでもありません。

ラクになるために当時も一生懸命考えました。

・この仕事は外注してもいいのではないか
・雑務を引き受けてくれる人が1人ほしい(コピーやシール貼りなど)
・退勤後や休日に上司からの電話は、よほどのことがない限りやめてほしい

まさしく、熊本県や安芸高田市で導入した「業務を支援する人」を導入してほしかったですね。

残業代いらないから、早く帰りたい!
残業代じゃなくて、支援員を採用してほしい!

先生であれ、一般企業であれ根っこの問題は同じですよね。

先生たちに残業代は払ってほしいです。手取りを増やしてあげてほしいです。

しかし根本的に、一人当たりの仕事量を減らす工夫を積極的にやってもらえるほうが、助かるのではないでしょうか?

わたしは今この記事を書きながら、募集があれば支援員をやってみたいな、と思いました。

教員資格はないけれど、勉強を教えるわけでないのなら。

子どもを3人育ててきた経験は、支援員として発揮できると思います。

特にお母さんでもある教師の方には、残業せずに帰宅させてあげたい気持ちでいっぱいです。

ハードすぎると容易に想像できるので、少しでも力になりたいですね。

同じような思いの方はいると思うので、全国的にこういった支援員を取り入れたらいいと思いました。

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残業代に関するネットの口コミ

残業代についての世間の反応はどのようなものでしょうか。

残業代がまともに払われないだろう、というのが前提として頭にあるようですね。

同感です。

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まとめ:残業代より一人当たりの仕事を減らす工夫を

公立学校教員に、残業時間に応じた手当を支払う仕組みを導入する案が政府内で浮上しているようです。

しかし、ハードワークを経験した者として。
教師の友達をもつ者として。
また熊本県や安芸高田市の例を考えてみて。

4%の「教職調整額」をもう少しあげて、手取りを減らさないこと。
かつ「支援員」など先生の負担を軽くするような人を積極採用すること。

大前提として、残業代だって払ってほしいですよ!

でも残業代って企業で考えた時に「残業」と認めてもらえなければ、つけさせてもらえないことがあるんですよ。

上司の当たりはずれというか・・・

だから気の弱い先生なんかだと、手取りが減るんじゃないかという心配があります。

役職手当を無くして残業がつくようになる=手取りが増える!

というのは、まともに残業をつけさせてくれたら、ありえますけどね。

逆に残業手当目的でダラダラ働く人もきっと出てきます。

そういう人をパート先で散々見てきました。(私は頑張って損するタイプです)

仕事ができる生産性が高い先生は、残業代つかないのに、人より多く仕事することになりませんか?

教育現場を考えたら、先生の負担を減らす方が先決ではないかと思いました。

そのためにも全国的に、教員資格がなくてもできる「支援員」のような方を採用する。

そういう方向にお金を使っていただきたいですね。

手取りを増やすのは、残業代より政治政策から!

あたらしい政治に、手取りを増やす政策に期待します!

以上、ゆいほがお伝えしました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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