偏差値より計画力!優秀な子が高校で挫折する原因は小学生時代にあり!

学び
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11月も中盤。
受験生もその親も緊張感が高まってくる時期ですね。

偏差値が上がらず焦る方もいるでしょう。
逆に成績があがって、ちょっと油断している方もいるかもしれませんね。

でもね、長いスパンで考えると

偏差値より「計画力」が大事なんですよ!

偏差値だけに(テストの点数)頼ると、とんでもないしっぺ返しが待っている。

とっても優秀な知人のお子さんのリアルな例をお伝えしたいと思います。

学校名や賞を取る、といった表面的なことに価値を見出していた知人の、気の毒な現在をご紹介します。

お子さんが壊れる前に、家庭が壊れる前に

なにかの参考になればと思います。

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わが子の優秀さをアピールしたがる親

偏差値マウント

わが子の同級生のママさんです。

学力の高いお子さんで、中学時代は得意教科なら全国模試でも一けたの順位を取るような子でした。

わが子はお勉強がきらいで出来ない子だったので、高校受験で偏差値マウントをとられても逆に気にならないぐらいでした。

偏差値よりも「生き方」「考え方」をどうしたらちゃんと考えられる子に育つか。

なぜ今、勉強しないといけないのか。

わたしにはそっちが重要でしたから。

わたしの目線は「わが子」であり、知人の目線は「第3者」でした。

長期休みの宿題は親がやる

一人っ子のご家庭で、教育に熱心だったのかな?

夏休みの宿題の「絵や工作」を、お母さんが積極的にやっていました。

そして何度か「賞」を取っていたようです。

学校の先生にも

「今年もお母さんよろしくお願いしますねって頼まれて~」

と、嘘か本当かわかりませんが言っていました。

自分の実力が「賞」という形で評価されて嬉しかったんでしょうか。

それはわが子の表面上の評価にはなります。内申点にもつながります。

でも、自分じゃないって感じる本人がいちばんモヤモヤしないのかなぁ?

子どもの成長のためには、いい影響がなさそうだなぁと心配ではありました。

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わたしが感じていた危機感

高校受験を終えて、ママ友たちと話した時に。

わが家は勉強習慣をつけるためにも、塾はそのまま退塾せず、ペースダウンをさせました。

お友達と遊んだり、好きなことをする時間をとって発散してこい!って感じです。

あとは学校(部活)でガンガン勉強させられるので、塾がそこまで必要なくなりました。

しかし優秀な子の親は、すぐに難関大学コースのある進学塾を探してきて、入塾させました。

もう大学受験に向けて動かないと!(あなたたちとは違うのよ全開でした)

受かったばかりで、もう次の受験の話?

子どものメンタル大丈夫か?親が暴走してないか?

と、そこだけ心配でしたね。

ずっとピーンと張り続けた糸は、一度緩めないと切れちゃわないのかな?

でも超優秀な家庭はそんなもんなのか?と思いながら、聞いていましたけど。

偏差値が高い高校に進んだ失敗

なぜ「1」がつくほど挫折したのか

高校選びの時。

知人のお子さんは本人が行きたい学校があったけれど、いろんな事情により説得して今の学校になりました。

偏差値的には進学校で「へ~すごいね!」という学校です。

でも同じぐらい賢い人の集まりである学校なので、入ってからがきついですよね。

親は「うちの子○○高校なの」って嬉しいでしょうが、子どもは・・・?

・勉強についていけなくなる
・学校をさぼり気味になる(親は気づかない)
・ついには成績で「1」がつく。

留年の危機です!

優秀だとちやほやされてきた子が、高校では急に普通になり、底辺になり。

自己肯定感が下がりまくりますよね。
初めての挫折でしょう。

背伸びした学校を選んで、そこで伸びるタイプか。
そこそこの学校で上位にいる方が伸びるタイプか。
ちょうどいい学力の学校で、油断したらすぐ落ちるぐらいのところで頑張り続けるか。

自己管理できてコツコツ頑張れるタイプか。
追い詰められないとできない、管理されないとできないタイプか。

わが子の性格を見極める努力が親には必要ですね。

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学校の恩情

どうやら成績も下のようですが、それでも点数はそこまで悪くないそうです。

なのに通知表が「1」な理由は「提出物」を一切出さないこと。

宿題など全然やらないそうです。

もう答え丸写しでもいいから出してくれれば、救うこともできます!

とまで学校は言ってくれたそうです。

丸写しでもいいなら、やったらいいのにと思うのですが??

基礎は小学校生活

小学校は、社会の縮図だと思っています。

理不尽な上司(先生)、価値観の違う友人、優劣をつけられる環境、ルールや時間・期日を守る。

リーダー(長)として人の上に立つ喜びと苦労、やらずに文句ばかり言う人の存在など。

宿題大事!小学生時代は社会で生きていく「基礎力」

今までマウントばかりの話を聞いてきたので知りませんでしたが、どうやらとても計画力のない子のようです。

小学時代から宿題や提出物を忘れることが多かったそうです。

ただテストの点数はいいから、その調子で中学まではある意味パワープレイで乗り切れちゃったのかな。

親が小学生のうちに、子どもの性格を分かった上で、対処をきちんとしなかったのでしょう。

うちの子宿題忘れがちで~、で終わっちゃダメだと思うんですよ。

やらなければいけないことを、期日中にきちんとやる、という学びが宿題だとわたしは思っています。

面倒でやりたくないのは当たり前ぐらいに思って。

その上で、どうすればできるのか、を考える力をつけさせること。(問題解決能力)

知人は、目の前の結果を追うタイプなのかもしれません。

夏休みの宿題を親がやって賞を取ることが、子どもの自己肯定感を高めるでしょうか?

みんなから褒められるほど、子どもは虚しかったり苦しかったりしないのでしょうか?

手伝うから計画力が育たないのではないでしょうか?

宿題そのものを手伝うのではなく、宿題を終わらすにはどうすればいいのか?

ここを考えることを手伝ってあげないと、根本的解決にはつながらないと思います。

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計画力のつけ方

宿題に限らず、計画力をつける訓練は必要です。

お金の使い方(予算)にせよ、時間にせよ、料理にせよ。

段取りが大事ですよね。

その最初の訓練が、宿題やテストだと思っています。

中学受験で計画力をつける練習

宿題(課題)をどうすれば期日までに終わらせられるのか。

まさしく中学受験勉強中の末っ子に、ずっと教えていることです。

いろんなことを試しました。

スタディプランナーのようなもの。
ホワイトボードにマグネットで時間割のようにしたもの。

結果、マンスリー手帳に予定を書き入れた上で、やるべき課題を全部割り振る!

TO DOリストですね。

これを本人が割り振って書く。これが大事です。

テキストの量(難易度)の重さは本人にしかわかりません。

親が単純にページ数で割り振っても、嫌いな教科はその曜日はいやとか。

いろいろあるようですからね。

親のせいにして、やらない理由を作ってはいけません

全部終わればゲームしてよし!

これにしてから、バツグンに勉強が早くなり、寝る時間も定着してきました。

「やらないとダメでしょ!」という否定的な言い方ではなく

「やりさえすれば、あとは好きにしていいんだよ」というメリットを提示する。

制限時間(寝る時間)から逆算して何分ゲーム時間が取れるのか?

ゲーム好きな子なら、このミッションがゲーム感覚になってこなしてくれるかもしれませんよ。

ちなみに塾から言われたことは

あえて多すぎるぐらいの課題を出しています。
計画を立てないと到底こなせない量です。

学校の宿題は難しくないので、力技でできてしまいます。
力技じゃどうにもならないぐらいの量があることで、計画力がつきます。
ここを育てることが、中学受験で身に着けたいスキルです。

PDCAですよね。これを息子が自然とできるようになると嬉しいです。

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AがだめならプランB(想定と準備)

お勉強嫌いだった兄には、中学卒業までは面倒でも目視で確認してきました。

「今日の分終わったの?」「終わったよ」
「じゃあ見せて」

「さっき言ったことよろしくね」「わかったよ」
「じゃあ復唱してみて」

やってない、わかっていないことが多々ありました。

これは、その場しのぎの対応であり、親に嘘をついている行為である。

結果信用を失い、兄弟の中でも何かあれば、あなたが疑われる可能性が高くなる。

理不尽だと怒ったとしても、それが社会であり自業自得である。

ということを、教え込みました。

学力より、人としてその姿勢はどうなんだ!って話です。

また、テストで点が取れないなら、積極性や提出物で点数を稼げ!

と教えたので、うちは知人の子と真逆でしたね。

でもそれは正解だったなと今、思っています。

何事も常に予定通りにはいかないことがある前提で

AがダメならプランB、BがダメならプランC!

それを考えるように教えてきたので、テストの点が取れないならプランB。

やる気と提出物でアピールです。

知人の子は、Aがダメなら逃げる、ごまかす。

という発想しかないのが残念だなと思いました。

きっと失敗は悪いこと、だめなことという教えなのかもしれません。

失敗ではなく、想定と準備。そう思えたらラクになるだろうに。

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向き合うことから逃げても試練は追ってくる

手を抜いてきたこと・逃げたこと(試練)は後からやってきます。

今まで知人と話してきたことを思い出すと、気になる点は以前からありました。

教育方針の違いですからいいのですが、将来心配だなあとは思っていました。例えば

・過去に勝手に塾(別なところ)を辞めてきた(報告なし)

・買い物を頼んで渡したお金のお釣りを、だまって自分のものにしていた

・結構な額でも、いろいろ買い与えていた

ということです。

基本、報告ということがないようですね。
言えば不利になると分かった上での確信犯です。

お釣りに関しては「それぐらいいっか」、とお互いそういう気持ちだったかもしれません。

でもこういう緩さがきっと、日常の随所にあるのではないかと想像します。

金額の問題ではなく、頼まれた(依頼)ことの報告と清算。

一度レシートやお釣りを返してもらって、違うことに使っていないか?などのチェックをする。

その上でお駄賃でお釣りをあげてもいい。

こういうことを小さいうちに教えることで、信用される人間に育つのでは?と思います。

ずっと手のかからない「いい子」だと思っていたようですが、それは親の手を煩わせない子

親の評価を落とさない子、だったのかもしれませんね。

いい子ちゃんが反抗期に突入した知人の戸惑い。

人生、必要なタイミングで必要な出来事が起きるとわたしは思っています。

大学(進路)を考えるタイミングです。

大学受験の前に、親は今までの接し方を振り返り、何がよくなかったのか?

お子さんは、本当はどうしたかったのか、どうしたいのか。

このチャンスを活かして本音でぶつかり合い、次は後悔しない進路を選んでほしいなと思います。

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まとめ:偏差値より計画力をつけさせよう

知人の子どもの問題を聞いて、改めて宿題を通して学ぶPDCAの重要さを感じました。

①P(計画)課題をこなす計画を立てる
②D(実行)課題をこなす
③C(チェック)やったか親がチェック
④A(改善)できていないならどうすればいい?

これですね。
ここを小学生時代にしっかりやれるように、親が向き合うことが大事なんだと思いました。

この家庭は、きっと塾も学校もその先の未来も

親が計画を立てている気がしました。

優秀な家庭にあるあるな状況かも?

でもよくわかりました。

学生時代どんなに偏差値がいい子でも

親が言う通りやればいいと思考停止な子詰まる時が来る。

自分の人生なのに、他人ごとだからです。

正直、学力は目的を持てて本気になれば伸びると思っています。

だからこそ、学力より先に計画力。

親はその計画の精度を上げるための知恵を与える、というスタンスでいいのではないかなと思いました。

結局学ばなければならないことは、いつかやることになります。

先延ばししてもいいことはあまりありません。

問題が起きたら、逃げずにしっかり向き合う。

それがいちばん時短になるのではと思いました。

以上、ゆいほがお伝えしました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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