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あなたが先生や監督・コーチ・親・上司などという立場だとしたら。
ヒステリックに怒ったり怒鳴ったりしていませんか?
あなたが指導を受ける側なら、「そんなに怒鳴らなくても○○だったらわかるのに」という思いはありませんか?
元女子バレーボール日本代表選手の益子直美さんが、鹿児島市で講演会を開きました。
10年前から「監督が怒ってはいけない大会」を全国で開催しているようです。
すばらしい取り組みだなと思いました。
なぜならわが子がまさしく!
監督の指導方法で、大好きだったそのスポーツが嫌いになりかけてしまったから。
練習場所だった近くを車で走るだけでも、げんなりした気持ちになっているのをみると。
子どもの可能性を潰してるなって。
いつまでも昭和のやり方じゃ通用しないよ!と思いました。
わが子を潰されかけた、また判断がちょっと遅かったであろう自分の反省も踏まえて、みなさんにも考えるきっかけになっていただけたらと思います。
『監督が怒ってはいけない大会』
「監督が怒ってはいけない」というルールが柱の大会です。
そのほかにも
「参加する子どもが最大限に楽しむこと」
「子どもたちも監督もチャレンジすること」
この三本柱をテーマとしています。
怒っている自覚がない監督さんもいるようですね。
その時は益子さんが割って入って「今怒りましたよね?」と聞いたり。
子どもたちに「今怒ってた?」と聞いたりするようです。
益子直美さんの思い
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益子直美さんは現役時代、タイムアウトがとても嫌いだったそうです。
本当は助けてもらうためなのに、監督に怒られるからです。
怒られるから委縮して、伸び伸びしたプレーが出来なかったようですね。
現在は、『監督が怒ってはいけない大会』の代表理事を務める益子直美さん。
この活動の目的は
勝利至上主義を脱却し、選手・保護者・指導者の全員がスポーツを「楽しいと思えて、自ら考え行動でき、継続できるような環境」を考えるきっかけを与えるべく開催されています。
スポーツの入り口である小学生ならば、スポーツは楽しい。
もっとうまくなりたい。そういう気持ちの必要性を伝えています。
精神論で強制的に坊主にするとか、問題になる学校も多いけど。
正直、顧問と生徒の信頼関係どころか、恨んだりしないのかなって思っちゃう。
顧問は一時的に征服・制圧した気になってるだけじゃないのかな?
わが子の体験談
怒る監督の時
わが子は、強豪チームでスポーツをしていました。
監督はわたしと同じぐらいの年齢(昭和のやり方)
わが子はただそのスポーツが好きで楽しくて、やりたかっただけでした。
下っ端のうちは楽しくてよかったのですが。
レギュラー入りしてからはどんどん競技が嫌いになりました。
とにかく怒られる。
監督が怒鳴るけど、正直言葉が聞き取れないから、修正できない。
で、また怒られる。聞き返す勇気もない。やりすごすのみ。
委縮して、どんどんプレーが小さくなっていきました。
考えてプレーしていたのに、考えられなくなっていきました。
ベンチにいたいけど、試合に出たくない。
気づけば関係ないはずなのに、学校に行きたくない。
不登校予備軍になりかけました。
学校でのチームじゃないのに・・・
そしてボソッとつぶやいた言葉がとても耳に残っています。
怒鳴らなくても、普通に言ってくれればわかるのに。
そんなバカじゃないっつーの。
これは結構多くの選手が思っているんじゃないのかな?
怒鳴ったり怒りながら言うから、余計頭に残らないんですよね。
「怒られた」という事実しか、インプットされません。
指導者の立場の方は、そこは常に頭に入れておいていただきたいです。
選手(部下・わが子)がバカなんじゃない、指導者の伝え方が悪いから伝わらないんだって。
別なチームで数回お世話になった時
とある縁で、別なチームの練習に参加させてもらいました。
そこの監督さんは若くて、わたしも顔見知りです。
ご自身が強豪校(高校時代)の選手で、やはり厳しすぎてその競技が嫌いになりかけたと。
だから途中で退部したそうです。
ひょんなことからボランティアで指導しているのですが、とにかくわかりやすい。
そして決して怒鳴ったりしない。
冷静に話す、指導する。理解してもらう、というスタンスです。
真逆の指導方針に、わが子はこの先生の下でなら続けたい!と感じたようです。
伸び伸びプレーできるし、失敗してもナイスチャレンジ!って感じだし。
些細なことも褒めて自信を持たせてくれます。
下手にもほどがある・・・ぐらい、運動神経が心配な集団のチームでしたが、メキメキ上達していました。
指導者がやさしいからといって、舐められるわけでもない。
常にフィードバッグがあって、きちんと考えさせてもくれます。
わが子は一度この指導方法を知ってしまってから、チームの監督の指導方法がやっぱり合わない。
そう気づいてしまいました。
競技を大嫌いになる前にやめさせた
不登校になりかけるほど苦しいのに、続けさせる意味がない。
そう思って、わが子は強豪チームをやめました。
水を得た魚のように、笑顔は輝き、伸び伸びイキイキし出しました。
勉強も遊びも、家族の一員としての行動もバランスよくできています。
今その競技はもうやっていません。
でもその競技そのものを大嫌いにはなっていません。
遊ぶぐらいならきっと楽しいと思います。
親は、チームにいるとそこのやり方などでマヒしてきてしまいます。
強豪チームならなおさら、よくわからないルールなどもあります。
親も大変!土日は遠征ばかりだし、一家団欒なんてない。
家族みんなでおでかけもしたい、のんびり過ごしたい。
それらが見事にない生活だったので、子どもの成長にいいようにも思えませんでした。
もちろん、勝ちたい、厳しくても平気!という子はいいんですが。
わが子はそういうタイプでもありませんでした。
指導者たちの理不尽さの疑問がどんどん強くなってしまう子。
「おかしくない?」「何言ってるかわかんないし」
そうなるともうだめですね。
監督が怖い、を通り越して。
監督を一人の人として冷静に、しらけた目で見ていました。
まとめ:指導者のアップデートが必要
青山学院の原監督や、亡くなった小出監督(マラソンのQちゃんのね)などがわかりやすいと思いますが。
怒るより、褒めるタイプですよね。乗せ上手というか。
それでしっかり結果が出ています。
怒鳴ったり、脅したりというのは、監督がどう指導していいかわからないからなのか?
伝える力の弱さか?
思い通りに動かない選手へただ腹立たしさをぶつけているのか?
はたまた、自分がそう指導されてきたから、それが絶対なのか。
「怒る」ことを武器にしている監督は多い気がします。
その武器を奪われる『監督が怒ってはいけない大会』。
これは監督たちも新たな武器を手に入れる最高の機会じゃないかな?と思いました。
益子さんのように、自分がされて嫌だった指導法はこんなデメリットがあるんだと。
実力者が声をあげたり、こうした取り組みをしてくれたら子どもたちの未来は明るいですね。
親としても、子どもを頭ごなしに怒らずに。
きちんと話して、伝わるまで根気強く対話をしていけたらいいですね。
危険なことじゃない限り、実は本気で怒鳴るようなことって案外ないんですよ。
ちなみに経験上、息子には怒鳴るより冷たい態度が効果的です!
例えば息子の行動を彼氏がやったとしたら、自分どんな対応するかなって。
きっと「うわ~、冷めるわ~」って口数少なく冷ややかな視線になるのでは?
それ、効きますからお試しあれ(笑)
益子直美さんの活動はこちらです!
以上、ゆいほがお伝えしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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