二元代表制ってちゃんと機能してる? 地方議会を部活に例えて解説

石丸伸二
スポンサーリンク

アドセンス・アフィリエイト広告を利用しています。

2025年6月22日に行われた東京都議会選挙。
石丸伸二さんの地域政党「再生の道」は残念ながら議席を獲得できませんでした。

石丸代表が訴えたかったのは、現代の政治における「二元代表制」の機能不全
この問題、本当に他人事でしょうか?

社会科で政治を学んでいるはずの我が子たちに「二元代表制」について尋ねてみましたが、明確な説明はできませんでした。

一方で「議員内閣制」はしっかり理解している様子。テスト対策の成果でしょうか?

そこで今回は、身近な選挙と絡めて、子どもたちにも分かりやすく「二元代表制」について解説したいと思います。

二元代表制とは?

総務省のHPには、以下のように記載されています。

相互にけん制し合うことにより、地方自治の適正な運営を期すること

つまり、住民から直接選ばれた首長(執行機関)と議会が、互いをけん制し合うことで、地方自治が適切に行われるようにするための制度です。

ポイントは、首長と議会が対等な立場であること。

議会は、県や市町村の運営方針を決めたり、首長の仕事ぶりをチェックしたり、積極的に政策を決定したりする役割を担っています。

具体的には、議会は執行機関に対して以下の権利を持っています。

  • 検査権
  • 監査請求権
  • 調査権
  • 議場への出席要求権
  • 請願処理報告請求権
  • 同意権
  • 不信任決議権
  • 承認権
  • 諮問答申権

しかし、もし首長と議会が非常に友好的な関係だったり、暗黙の上下関係が存在したりする場合、本当に対等な議論ができるのでしょうか?

感情論ではなく、提案に対して建設的な議論が交わされるのか、不安が残ります。

二元代表制が機能していない状態を部活で例えると?

「執行機関」「議会」という言葉を聞いてもピンとこない子どもたちのために、二元代表制が機能していない状態を部活に例えて説明してみました。

例①:体育会系の部活

  • 執行機関: 3年生の先輩
  • 議会: 1・2年生

ルール上は対等な立場ですが、厳しい運動部ではどうでしょうか?

例えば、3年生の先輩が「後輩のお金で奢れ」といった理不尽な提案をしてきたとします。

後輩には断る権利がありますが、本当に断れるでしょうか?

先輩の怖さを知らない1年生が勇気を出して「嫌です」と言ったとしても、2年生の先輩から「言うこと聞かないとヤバイよ!」と圧力をかけられるかもしれません。

この場合、執行機関である先輩の提案はほぼ通ってしまうでしょう。

例②:他校との合同部活

  • 執行機関: A高校の3年生
  • 議会: B高校の3年生

お互いをよく知らない者同士であれば、遠慮や様子見もあるでしょう。

相手の能力や強さ、弱さを測ろうとするかもしれません。

この状況であれば、互いに「けん制」し合い、適切な運営が期待できるかもしれません。

もしも自分が部活を選ぶとしたら?

もし自分が1年生で、どの部活(議会)に入ろうか迷っているとしたら、以下の点を重視するでしょう。

  • 3年生の理不尽な要求は受け入れたくないし、泣き寝入りもしたくない。
  • 2年生の先輩は3年生の行動をチェックし、意見を言えているのか?
  • 意見を言えているとしたら…
    • どんな提案に反対したのか
    • 特に誰が3年生に意見をしっかり言える、頼りになる先輩なのか
    • 1年間で3年生がどんな提案を何件ぐらいし、反対した数と反対が受け入れられた数はどれぐらいなのか

これらの情報を知りたいと思うはずです。

とばっちりを食らいたくないですし、風通しの良い、お互いを尊重し合える関係性の部活を選びたいですよね。

「再生の道」の方がやってくれたら勉強したくなる

仕事ができる集団である、再生の道メンバー。

専門分野がさまざまで、かつわかりやすく説明してくださる方が多いのが強み。

これまでも動画から、知らなかった専門用語をいくつか覚えました。

その学びの時間が本当に楽しかったなと、振り返って感じています。

今後可能なら、個人でも公式でもいいのですが、メンバーが先生をやる「お勉強チャンネル」があったら嬉しいなと思いました。(できれば一か所のチャンネルが助かりますが)

専門分野や政治のことなど、わかりやすく解説してくれるチャンネルです。

わが子は数年後就職活動ですが、再生の道の中に気になる業界の方もいます。

各業界についての現状やどういう仕事があるのかなども、学生さんは興味があるのかなと感じました。

もしご検討いただけたら、とっても嬉しいです!

まとめ:二元代表制を理解し、主体的に政治に参加しよう

今回の都議会選挙を機に、「二元代表制」について改めて考える良い機会となりました。

そして、政治に関心の薄い子どもたちに、どうすれば興味を持ってもらえるのか、試行錯誤しました。

政治家が表面的な言葉を並べたとしても、その立場だったら実際はどうなのか?本当に実行できるのか?それを想像する力を持つことが重要です。

そうすれば、良い意味で疑う気持ちを持ち、政治家一人ひとりを深く知ろうとするはずです。

次は参議院選挙です。

これらの選挙を題材に、「二元代表制」や「議員内閣制」について、学校教育の中でより深く掘り下げて教えてもらえたら、子どもたちの政治への関心も高まるのではないでしょうか。

【再生の道】参院選候補者はこの10名!東京は吉田綾!政策は「公教育投資」

以上、ゆいほがお伝えしました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました